プロ野球の名投手も苦戦 メジャーリーグ

バッター

1995年にロサンゼルス・ドジャースに入団した野茂英雄投手は、1年目からオールスターに出場するなどパイオニアとして大活躍を果たします。これにより、それまで雲の上の存在だったメジャーリーグが手が届く場所として認識されるようになり、多くの日本人選手が海を渡ることになります。この2018年シーズンにも二刀流の大谷翔平選手をはじめとして、3名の日本人選手がデビューすることが予定されています。

なお、大谷翔平選手がメジャーリーグの公式サイトで若手有望株1位に選出されるように、これまでの日本人選手の成績はおおむね優秀で、水準以上の評価を受けています。ただし、日本のプロ野球時代と比較すると圧倒的とまではいかず、いずれの選手も悪戦苦闘しているシーンが多く見受けられます。

例えば、2018年の2月にシカゴ・カブスと6年で1億2600万ドルという破格の金額で契約を結んだダルビッシュ有投手は、日本では5年連続防御率1点台という前人未到の記録を達成したのですが、メジャーリーグでは5年間で1度も1点台を記録することは出来ず、2点台も1度きりという状況となっています。これは、それだけ対戦する打者のレベルが高いからで、ダルビッシュ有投手自身も日米の差異について何度かコメントしています。