メジャーリーグとプロ野球のレベルの違いは、古くから議論されてきました。近年メジャーリーグで活躍する元プロ野球選手が増えてきたため、その差は縮まっているというのが大方の見方です。しかし、やはり歴然とした差を感じることも多いです。
まずわかりやすい違いとして挙げられるのが、パワーです。メジャーのバッターは、どの打順からでもホームランが出やすい傾向があります。狙い球を絞ってフルスイングをしてくるバッターが多いため、ピッチャーは常に気を抜くことができません。日本では各打順で役割がはっきりと違うため、このような傾向はあまり見られません。
内野手の肩にもパワーの違いを感じます。特にメジャーリーグのショートやサードからファーストへ送られる送球の速さは、日本のそれとはまるで違います。少々無理な体勢からでも矢のような送球でアウトにしてしまいます。ここははっきり言ってレベルが大きく違います。
データもレベルの違いが出る要素です。情報の多さやその活用技術、実際に活用されるまでのスピードの速さは、メジャーリーグとプロ野球では大きく差が開いています。日本のプロ野球はメジャーリーグの後を追いかけているイメージが強く、数年経ってから理論が導入されるということもザラです。
メジャーリーグとプロ野球 クラブハウスや食事
プロ野球は試合の数時間前に球場に入り、その時間を利用してストレッチやウォーミングアップを行います。簡単な食事や水分補給を行うことも出来るので、準備に必要なものはすべて揃っています。場合によってはクラブハウスからバスで移動するという形になるので、食事はクラブハウスで取ることになります。
食事はアスリートに必要な栄養素を考えたメニューをバイキング方式でそろえていますが、食べるものは選手に一任していることがほとんどです。なので、選手によってはパフォーマンスに影響が出るほど体重が増えてしまったり、栄養不足になることもあります。
一方でメジャーリーグはさらに自由で、専属でシェフを雇っていたり、栄養士やフィジカルトレーナーを雇っている選手もいます。イチローのようにすべての調節を自分の考えで行う選手も少なくないです。
イチローはトレーニング機材も特注していて、すべての費用はクラブが負担しています。メジャーリーグで活躍しているダルビッシュは徹底した自己管理を行っており、シーズン中は食生活に気を使っている選手です。体重と筋肉量を調整していて、自分で食事のメニューも考えています。さらに積極的にサプリメントを摂取しています。
メジャーリーグとプロ野球 中継ぎの扱いの比較
日本のプロ野球はメジャーリーグのトレンドより遅れている傾向にあり、至る所でそうした認識の違いは出ています。特に中継ぎに関する考え方の違いは顕著です。例えば抑えとセットアッパーの成績はセーブやホールドで決まるのは日本のプロ野球でも同じです。しかしこれとは別に様々な指標が用意されており、セーブやホールドだけの数字では評価していないのがメジャーリーグの特徴です。スペシャリストを求める傾向にあり、なぜか日本で見向きもされない選手がアメリカで期待を集めるケースがあるのは様々なデータでの評価基準があるためです。
日本のプロ野球は中継ぎに対する評価は今でもさほど高くありません。先発が優秀であり、そこで失敗すれば中継ぎに降格という表現がメディアの中でなされます。ホールドの記録すらまだ一般的ではないのが実情です。日本プロ野球には名球会という組織があり、投手であれば200勝ないし250セーブが基準です。しかしホールド数に関しては何も基準がないため、中継ぎの仕事をこなし続けた選手は入りようがないのが現実です。アメリカでは正当な評価がなされる一方で、日本でも改善は見られるもののまだまだの水準となっており、かなりの認識の違いがあります。
世界中で流行しているブックメーカー
賭け事の中でも世界的に親しまれているのがブックメーカーです。賭けの対象はメジャーリーグやプロ野球もありますが、大統領選挙など様々です。
最も流行しているのはスポーツに賭けることで、普段でも楽しいスポーツ観戦ですが、お金が絡むことでより熱狂的なものとなっています。試合はライブ中継されるため、リアルタイムで勝敗を予想でき臨場感があります。サッカーはヨーロッパで行われる試合を対象とすることが多く、どちらのチームが勝つかだけでなく先制点を獲るチームやイエローカードの枚数など1つの試合でいくつもの賭け方が存在します。
野球はメジャーリーグが中心で、アメリカ系ブックメーカーで盛んに行われます。バスケットボールは日本国内で開催される試合は全て対象外となっていますが、第4クォーターから試合の流れが大きく変わると予想も大きく変化するので、手に汗を握りながら観戦できます。
適当に賭けてもお金を失ってしまうだけなので、ルールやチームの強さをよく知っているスポーツで賭けてみるのが堅実的です。メジャーリーグのファンであればやはり詳しいメジャーリーグでブックメーカーを始めるのがいいですし、日本であればJリーグや野球のセ・パ両リーグ辺りが多くの情報を集められます。
日本でも競馬や競輪など公営ギャンブルを楽しめますが、パリミュチュエル方式を採用しているためベットされた金額の75%までしか払い戻しされずに残りは胴元に渡ります。賭ける人が多いほど胴元が得る金額が多くなり、胴元は決して赤字にならない仕組みです。ブックメーカーは先にオッズを提示して配当金を設定するため、プライヤーたちをコントロールすることができません。運営側にとっては利益を上げにくい方法ですが、プレイヤーたちにとってはオッズを上手く利用すればペイアウト率を100%にすることも可能なので投資としても有益です。
ブックメーカーの中でもメジャーリーグは人気スポーツで盛り上がっているので、ブックメーカーのサイトをチェックしてみてください。